第一章

17/40
前へ
/61ページ
次へ
「かの大戦で“最強の騎士”に勝利した人が重度の方向音痴なんて笑える話ですよね」 レンとラウルの間に割って入ったその人物、メイは持ってきた椅子に腰掛け、薄く笑う。 「自己紹介、遅れましたね」 「ちょおま…」 「…んぁ?」 そして、何か言いかけたレンを無視し、片眉を上げて首を傾げるラウルへメイは自己紹介を始めた。
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加