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その砲弾を、ラウルは先程の風の刃を一断ちした様に袈裟懸けに一刀両断。
そして、袈裟懸け斬りの勢いで身を沈ませ、続いて放たれた真空の刃による横一閃をかわす。
と同時に、しゃがみ込んだラウルの顔面目掛けてゲレーテが黒炎を纏った長い脚で蹴りを叩き込むべく振り切った。
が、その蹴りをメイの魔術障壁が受け止め、ラウルは転がるようにゲレーテの右側面へと飛び込んで避ける。
そして、その勢いをバネにしてラウルは下方からの斬撃を放つが、ゲレーテは身を捩り回避し、蹴り上げた方とは逆の脚を軸に360度回転。
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