第一章

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が、ラウルが巻き起こした剣風を餌に、ゲレーテの放った黒炎は爆発的膨れ上がり── ドン!! ──と、闇夜を引き裂く様な轟音と閃光……そして、衝撃波を撒き散らし、大爆発を起こした。 その威力は“凄まじい”の一言に尽きる程だ。 一方、その爆音を耳にしながら、レンは引き金を振り絞る。 (チッ……見事なまでに足止めされちまってる!) ラウルとメイがゲレーテと戦う後方では、レンを中心に騎士達が死人……ラウルが一刀両断した闇色の砲弾の残骸から産まれでたアンデットと戦っていた。
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