第一章

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「クソッ…タ、レ。誰が…アン、タみたいな……悪趣味、な奴の仲間に ……なる、かよ!!」 しかしラウルは、その声を――視線を交わした者の精神に入り込み、意のままに操るその術式を跳ね返す様に吼え、眼前のゲレーテへと殴り掛かるべく拳をきつく握り締めた。 が、そこでラウルの意識は一瞬にして途切れて――
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