閑話

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「はて、何の事やら。……と、逃げたい所だが互いに腹の内を探り合ってる上に ある程度“手札”は 予想しているしな、隠さずに答えるとするかね」 その声色は、相手を小馬鹿にする様なモノでありながらも、シドは警戒する様に金色の瞳を僅かに細めた。 そう、ある意味“世界の頂点”であるこの場で会話する二人は、決して仲間同士ではなく、しかし、敵同士でもないのだ。 そして、“敵”と“味方”を線引きするボーダーラインを決める“闘い”が始まる。
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