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「はっきり言うとな、俺のこの“眼”はまだ未完成だ。俺に関わる“事しか”見えない。が、逆に言えば俺に関わる“事全て”は見えるって訳だ。」
先手を切ったのはユウで、シドはまず、その“口撃”に対して自身の“手札”を一枚オープン。
そして、自分のターンに移行するよりも早く、ユウの連続口撃が迫る。
「じゃあ、貴方の“覇王眼”では結局、ラウル達が無事帰って来るかはわからないんだね?」
ソレは、シドの答えの真偽を確かめつつ、相手を軽く馬鹿にし、更に、“覇王眼”の能力を確かめる一手。
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