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パチパチと薪がはぜる音を耳に、ラウルは目を覚ました。
(……俺は……あぁ、生きてるんだな)
首筋に鈍い痛みを感じるが特には問題無く、ラウルは掛けられていた毛布を捲った。
そして、ゆっくりと起き上がり辺りを見回す。
ラウルが寝ていたのは木製の簡易な組み立て式の寝台で、近くには消えかけた焚き火が小さく燃えていた。
ベッドの側には丁寧にも靴が揃えられており、鎧と剣も立てかけられている。
「……テント、か」
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