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「新入生の諸君。この学校は…」
なんか偉そうな人が笑顔で話している。
その長話を大半の生徒は寝て、ごく僅かな生徒は聞いてる感じだ。
寝ている一人に剛がいた。
その姿はどこから見ても女の子で、剛の着ている男子の制服が違和感を感じるほどだった。
「ねぇねぇ!!!」
眠ていた剛に話しかける人が一人。
「…アンタは朝の痴漢の人」
「痴漢なんかじゃないよぉ!私は可愛らしい物に目がないだけだもん!!!」
「いやいや、だもんって…」
剛に話しかけたのは杏だった。しかも若干テンション高めに話しているため、剛は面倒くさそうに反応する。
「で…俺になんか用?」
「あーうん…朝は失礼なことしてごめんねぇ。」
「別にいいよ。」
「優しーい!!!それにやっぱり本当可愛い~♪」
「…オヤスミ」
杏の言葉に剛は黙って寝ることにした。その後杏が何か言っていたが…剛は眠りに落ちた。
少し息苦しさを感じながら。
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