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「見てたんかよ」
「井上に何言っても無駄や」
井本はコーヒーを買うと
藤原の隣に座った
「わかってるよ
あいつが石田のことを
好きやってことは……」
「じゃあ俺を好きに
なればええねん」
「え?」
井本の言葉を理解出来ず
藤原はただ井本の目を見た
「なんちゅー顔してんねん」
「いや…だってお前」
あからさまに動揺する
藤原の肩に手を置いた
「気付けよな」
「何を?」
「お前が井上ばっか見て
井上ばっか追い掛けて
相方は俺やのにお前は
いっつも井上、井上」
きょとんとする藤原に
井本は肩を落とした
「え、それってさ」
「俺に…」
「嫉妬してたんや」
藤原を勢いよく
ベンチに押し倒し
井本はキスをした
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