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唐突に子供の部屋の扉が開き、二人に向かい駆けてくる。
「まだ途中ーー!!」
二人の前に回り込むと、腰に手をあて守神を見上げる。
「あ、申し訳ございません」
「いや、まぁいいんだけどね。それで…………誰?」
生神を指差し、自分に聞いてくる。
「生命の神・生神です。初めまして、大神様」
ふわりと微笑む生神の後ろに鬼が出現していることには全く気付かず、子供はじーっと見上げる。
不思議に思ったのか、鬼を消して小首を傾げる。
「何か?」
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