†重なる想い…冷たい記憶†

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~欄視点~ ドンッ 嫌な音が聞こえた あれ? 血が出てる... あー引かれてちまったのか… 猫は...良かった生きてる.. あれ? 誰かの手がある、血だらけの手がある 誰の? もしかして... 激痛が走る体を無理に動かし 俺は後ろを振り返った、 そこには俺よりヒドイ怪我を負った兄貴が居た 欄『あ..あに...き...?...』 何で? 何で助けたの? 何で....何で何で何で何で何で何で何で何で?       ―――何で―――  ―――俺を助けたの?――― ――何で―― 欄『何で…泣いて、んだよっ』 体はもう痛くない今は一番 心が痛かった 兄貴はうざったくて ぶっ殺したいくらいで…でも ゙止めて下さい父さん!゙ 一番に俺の事考えてて ゙泣かないで、俺がいるだろ゙ 一番優しくて ゙解ってる…もう大丈夫だから゙ 一番…理解してくれてる 欄『……お兄ちゃん』 懐かしいな…お兄ちゃんなんて随分呼んでない あっ何だか眠たくなって来た… 一回寝て起きたら またいつもみたいに部屋に居るよな、兄貴が起こしに来てくれるよな? すると声が聞こえた 「お休み……欄」 兄貴の声だ……そうだね兄貴 たぶんこれは 欄『お休み兄貴…』 悪い夢 .
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