1、想い出と姿

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  共演者もこの空気を読み取り、番組に取り組んでいく。 その中で、やはり表情が変わらなかったのは上地ただ一人だけだった。 ──オイラだって…つる兄とノックと同じ…ユクシーの生まれ変わりなのに… そんなことを思いながら上地は、ヘキサゴンコールを呟くのであった。 収録が終わり、楽屋へ戻った3人は、それぞれ自分たちの座るイスに腰掛ける。 口を開いたのはつるのだった。 つ「ゆ-すけ。今日の収録の態度はなんなの?  アレじゃあ、みんなに迷惑かけてる。  いつもの"ひまわりパワー"はどうしたのよ?」 上「むぅ~…」 野「まださっきのこと、スネてるんですよ。ゆ-ちゃん」 上「別にスネてないべ」 つ「スネてんじゃん」  
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