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「ん…」
もぞもぞ
「んぅー…」
パシャッパシャッ
なんだ…?うるさい…
「って!なんでお前ら俺の部屋にいるんだよおぉぉぉぉっ!!」
今の状況を説明しよう。
俺は一人で自分のベッドに寝ていた。一人で寝ていた筈なんだ…
なのに!両脇に俺の弟の双子の美亞と美菟が気持ちよさそうに寝てるし…それだけじゃなくって、姉貴は何故か写真持ってニッコリ笑って立ってるし!!パシャッパシャッてさっきなってたよな!?何撮ったんだよぉっ(泣)
「何も撮ってないわよ?」
「姉貴「お姉様」
「…へ……?」
「だぁかぁらっ!お姉様って言えって言ってるのよ!」
「姉貴…?何言って…」
「…へぇ…伊織は私のお願い聞いてくれないんだぁ?ふぅん…」
「ごめんなさい、お姉様ぁっ!!」
「うん、それでいいのよ♪」
…姉貴…いや、お姉様の言うことを聞かないと大変なことになるんだ…
何度泣かされたことか…っ!!(泣)
「ん…あ!いおにぃっ!おはよぉっ」
「ぅおっ!びっくりした…!!」
美亞は毎日と言っていい程俺に抱きついてくる。やめて欲しいけど、言うこと聞かないんだよなー美亞は…
「えへへ♪いおにぃ、抱き心地いぃ~」
「ちょ…美亞っ//」
パシャッ
「…お姉様…?今パシャッて…」
「えぇーなんのことぉ?」
「かわいこぶってもダメ!!」
「しょうがないじゃない。BLってるんだもん♪」
「BL?あぁ、ベーコンレタスの略かぁ!」
「違うわよ、BLは男と男同士が「あぁぁぁっ!!俺、お腹空いちゃったなぁ!みんなご飯食べに行こう!!」」
「わぁい!ご飯だ♪」
「しょうがないわね」
「美菟~!ご飯食べに行くぞ?」
「伊織…うん…ぁ、おはよ」
「おぅ!おはよ」
「二人共遅いわよ!」
「今行く!!」
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