トイレに潜む怨念

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裕介「オイ、今何時だ?」   大貴「あと2分で1時だ。」   裕介「なんか俺トイレ行きたくなって来たわ。」   大貴「トイレってココやんけ!緊張してんのか?」   裕介「そういうワケじゃないけど…」   大貴「ハハハッ。あっ、俺気になる事があるから拓也に電話して聞いてみようっと。」   電話「お掛けになった電話番号は現在使われておりません…」   大貴「あれ?おっかしいな…」   その時だった。   裕介「うわああぁぁぁぁ!!」   大貴「どうした!?開けろ裕介!」   裕介「助けてくれぇ…」   大貴「くそっ!鍵がかかってて開かねぇ!裕介、大丈夫か!?」   裕介「トイレに引き込まれてく…。大貴、助けてくれぇ…」   その助けを呼ぶ声はもう明らかに力がなかった。   大貴「待ってろ。今警察呼んで来るから!」   裕介「もう…ダメ…だ…」   その時…   ?「また友達が増えた…嬉しい…」   大貴「!?」   それから裕介の声は途絶えた。   数分後、通報を受けた警察がドアを開けたが、中には誰もいなかった… 便器の下にも何も見当たらなかった…
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