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― 慶 side ―
アレ…?何が起こったんだ…?……俺…もしかして拒否…られた?
拒まれたことなんて今まで一度もなかった。
俺は初めての事に訳が解らなくなっていた。
そう、俺はアイドルってヤツをしている。
今朝だって追っかけの女の子達にきゃあきゃあされてる所に彼女はいた。
ふっとばされてたけど……、
「俺の名前知ってる?」
そう聞いたときの彼女の返事、ワザとだと思っていた。
誰もが俺の事を知っているはず。知らないだなんて俺の気を引く嘘だと思った。
─…まさか!
本気の本気で俺の事知らないとか―…?
結構売れてると思ってたのに…
なんか凹む…
─久しぶりに来た学校。
これからどうするかな…
………教室行くか…
*
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