~愛してる~

3/21
前へ
/253ページ
次へ
あたしはその場にしゃがみ込み、痴漢?に対して精一杯の抵抗をした。 「痛っ―…ぉ…おい、美憂っ…」 あたしを止めるその声は─… 「慶っ…!」 ───愛しい人… 「馬鹿っ!怖かったんだから…」 あたしは、 思いっきり慶に抱きつく─… 「ごめん… 家に着いたの確認してから行って驚かしたくて…そしたら美憂勘違いして逃げんだもん」 「当たり前!こんな暗いんだから痴漢かと思うじゃん」 本当、怖かった… 「なぁー…もしかして、家の人留守?」 忘れてた、ここ玄関だった… あたしは急いで鍵を開けて、中へと入った。 *
/253ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8595人が本棚に入れています
本棚に追加