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その足でリビングへと行けば、
しっかりと置き手紙があり、
今日はパパの大学の同窓会で遅くなることと、ママもそれについて行ったことが書かれていた。
ママ…関係ないよね?
紙を手にまじまじ見ていると
「ふぅ~ん―…
両親遅くなるんだぁ~…」
耳のすぐ横でそう言われ、
バッ…とそちらを向けば、慶の顔が間近にあり、驚いて退いてしまった。
それが気に入らなかったようで、慶はあたしの手を引き、
無言でズンズンと階段を登って行く。
「ちょっと…慶?」
危うく転びそうになるが、慶に掴まれている為なんとか無事で…
あたしの部屋に着くなり電気もつけずに、少し乱暴にベッドへと押し倒された。
「んっ…………」
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