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「あぁ。
朝、美憂起こしに来たしな。
“おめでとう”って言われた」
「えっ…ママ来たの!?」
恥ずかしすぎるっ
「美憂ー?起きたの?ご飯よー」
下からママに呼ばれるが、
かなりの勢いで顔を会わせづらい
どんな顔して会えばいいの―!
「行こう」
いつまでもこうして部屋に籠もるわけに行かず、慶に促され渋々下へ降りた。
─────……
「おはよう。
二人とも早く食べちゃいなさい」
リビングへと行けば、朝食として、テーブルに出しているのであろう物を見て、唖然としてしまう。
「ちょっと!
…朝から赤飯って何なのよっ!」
あからさま過ぎるっ
「あら、
お祝いだもの当然じゃない?
早くしないと学校遅れるわよ?」
*
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