悟り石:投げ石

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しばらくして結城の家に着いた。 『ただいまぁ。』 『お邪魔します。』 すると奥から見た感じ40才後半の男の人が顔をだした。 『おかえり。結城。叶ちゃんも一緒か。』 『浩司おじさんまでちゃん付けはやめてください。』 ため息混じりに言う。 『あははは。おっと、こいつが俺の相棒の福田だ。』 紹介された眼鏡をかけた男性は軽く会釈をする。まるで雑誌のモデルのような笑顔をする人だ。 『こんにちは。』 『どうも。』 結城たちも軽く会釈をする。 『それじゃあ私達は二階で勉強してるから。』 そういって結城はスタスタ歩いていく。それにつづいて叶も歩く。 部屋に入るなり冷房を付け、『疲れたぁ~』といって結城が寝転がる。 あれだけ喋れば疲れるのも当たり前だ。
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