ディパナの夜明け

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 「まあまあじゃ、   駄目じゃないか。   試練は来週だよ。   今日は朝の水汲みは   しなくて良いから、   食べたら   早速、練習をしなさい」  「うん。   ありがとう。かあさん」 リーシャは、ヤンを口に詰め込んで、野菜を磨り潰したルーシア家特性スープで飲み干した。 歯を磨き、顔を洗うと、キネフを使う時に着るヤードの毛でできた白のワンピースに着替え、キネフの骨と歯を紡いで作られた直径30cm程のスジャラを首に下げて、庭に出た。
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