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「由華あああ!!!
抜け駆けなんて大変なことしてくれてんじゃないの!!!」
そう言うと藤浪さんの視線は俺の右腕に向けられた
今の俺の右腕は…そう、瀬音さんにがっちり抱きつかれている、、、
いよいよ俺はどーなるのか??
藤浪さんは大きく目を見開いたかと思うと
何も言わずこちらへ走ってきた
そして…
藤浪さんは俺の左腕を思いっきり引っぱった!!!
俺は瀬音さん共々藤浪さんに倒れ
全体重+瀬音さんの体重が藤浪さんにかかった‥
俺たちは3人仲良く倒れた
藤浪さんとキス!?
といった漫画のようなことはなかったが…
俺の胸の辺りにムニュッ!!とした感触
そして
背中の辺りにもムニュッ!!とした感触…
ここは天国なのですか?
はいっ
はいっ!今スッゴく元気です‥
藤浪さんの左太ももに直撃しちゃってますね…
離れようと思っても瀬音さんが背中にしがみついているせいで起き上がれない…
瀬音さんあなたは何を…
みるみるうちに顔が真っ赤になる藤浪さん
小さな声で
「まだ早ぃ」
と連発する藤浪さん。
あなたも何を…
この事態からどうにか、どうにかしなければ…
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