嘘日記1

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あれは僕が小学6年生だったとき。季節は冬だった。 その頃から確かに僕は早起きが苦手だった。 しかしまあ学校に遅れない程度には起きていた。 けれど、そんな僕に追い討ちをかけるように冬の寒さは厳しく、僕は毎日必ず一回は、「冬眠したい・・・」と、死んだ魚のような目で呟いていた。 そして事は起こる。そう、とても寒い、ある冬の夜。 暖房のない僕の部屋を形容するとき、まず思い浮かぶ言葉は確実に「冷凍庫」だ。 きっとみかん位なら凍る・・・ごめん、これは少し大袈裟だった。
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