嘘日記1

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とにかく、僕はそんな寒い部屋で、凍えながらベッドに入るのだが、僕の冬用掛け布団&毛布は、それはもう素晴らしい掛け布団&毛布で、僕がいつか死ぬときは、この掛け布団と毛布に包まれて死のう、と思うほどに暖かい。 もう冷え切った心まで溶かすくらい温かい。 僕は幸せな気持ちでうとうとと眠りに付こうとする。 が、ふとそんなまどろみの中、僕は思ったのだ。 (ああでもまた、明日という寒い朝がやってきて、僕と布団の仲を引き裂こうとするんだろうな・・・・) そう。今どんなに暖かく幸せでも、いずれ僕の大嫌いな朝はやってくる。 そうして凍えるような寒さの中、行きたくない学校へ行き、簡単すぎてつまらない授業を聞き、その間ずっと寒さに耐え続けなければならない。
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