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僕は絶望した。
僕は一生寒い朝と戦い続けなければならない。
そんな酷い話ってあるか。
そんな戦いに意味なんてあるのか。
例え僕がこの先一生今までどおり寒い朝と戦い、勝ち、学校や職場に行くとしよう。
だが、それでどうなる?それがどうした?
僕はもとより、行きたくもない学校に行っているのだから、寒い朝との戦いに勝って、学校へ行ったとしても、僕には何一つ精神的メリットがない。
むしろ寒い朝はおとなしく布団に包まり、日が出て多少暖かくなるまで眠っていたほうが、僕はよっぽど幸せなのだ。
これを人は堕落と呼ぶのか?怠惰と貶すのか?
これは幸せと言うのではないのか?
今までもこれからも、人間は自らの生活をよりよく楽にしていくために、様々なものを作り出していってるじゃないか。
寒い朝の早起きは皆だって嫌いだろう?
なのに何故、早起きを皆続けられるんだ?
何故それは楽をしようとしない?
何故、何故、こんなにも怠惰と堕落にあふれた世界に身を投じながら、何故今更、自分を律するなどという意味不明なことをほざきだすのだ?
「何故・・・・」
僕は呟いていた。
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