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早く来てと思いながらたっていると、酔っ払ったサラリーマンが近づいてきた。
「ねぇ~こんな時間で誰か待ってるのぉ?? 一緒に遊びにいかない?」
「…私、人待ってるんです。」
陽菜はペットショップの方を向いた。
しかし、そのサラリーマンはかなりしつこかった。
「いいじゃん~。ちょっとだけ。こんなスカートじゃ寒いでしょ~」
そういってサラリーマンは陽菜のお尻や足を触ってきた。
「ちょっと、やめてください!!」
しかし、まったく止める気配はなく、痴漢行為は激しくなっていった。
「やめてください!!」
陽菜が拒否すればするほどそのサラリーマンは面白がっていた。
怖さで泣きそうになっていた。
「やめて…!!」
次の瞬間、陽菜の前からサラリーマンが消えた。
「何やってんだよ!! 」
陽菜の前にスーツを着た男性がサラリーマンを突き飛ばしていた。
その人の一発でサラリーマンはぶつぶつ言いながら逃げるように行ってしまった。
陽菜は力が抜けてしゃがみ込んでしまった。
「大丈夫ですか…。」
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