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その日はのメニューはカレーだった。
陽菜と美和で作った特製のカレーだ。
丁度できた頃に昶が尋ねてきた。
「こんにちは。」
陽菜の兄、昶はアパレル関係の会社で働いている。
帰りの時間は一定ではなく、今日は早い方だった。
「お兄ちゃん、今日は私と美和ちゃんで作ったんだよ。」
陽菜はお鍋をテーブルに運んだ。
「今日は早かったんだね。」
皿とスプーンを並べている美和が言った。
「メールもらったから急いで仕事終 わらせて来たんだよ。」
昶と美和は付きあってはいないのだが、
心の中では通じ合っているんじゃないかっと陽菜は思っていた。
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