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凜はその後も卒業するまで学校へ行った。
ある日学校から帰って来た凜は落ち込んだ様子だったので滝川が声をかけた。
「元気ないですね...」
「えっ?わかる?」
滝川がわかりますよと言う態度で凜に近づいた。
「実は学校で私が元国会議員の天使の娘じゃないかって噂で...」
凜は静かな声で話していた。
「とうとうそちらにも噂が回りましたか...」
滝川は困った顔をしていた。
「でも大丈夫、もしバレても学校にはいける。もう子供じゃないんだし。」
凜は笑っていた。滝川と結婚する自覚も持ち強くなったのだった。
「しかし...凜には笑顔でいてほしいのです。」
「笑ってるよ、滝川がいるから。」
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