5人が本棚に入れています
本棚に追加
それから数日で滝川は起きられるまでになった。
凜が病院に行くと滝川は本を読んでいた。
「凜...いらっしゃい。」
滝川は凜に笑いかけ迎えた。
「滝川、ごめんなさい。」凜はその場で頭を下げた。「謝らないでください。僕が勝手に凜を守りたかっただけですから。」
「滝川!私中絶する。」
凜は思いついたように言った。
それとも滝川のやさしさに心打たれたのか...
「でも凜の体を傷つけてしまいますし...」
凜は首を振って。
「いいの...このままじゃ私滝川のそばにいられない。決めたから。」
滝川は困ったような表情をしたがうなずいた。
「私、頑張るから。」
最初のコメントを投稿しよう!