10人が本棚に入れています
本棚に追加
逆ナンかと思ったけど、そんな感じはしなかった
『あのさぁ、ホント何?オレ何かしました?』
僕の他にはたくさん高校生もいたから
僕の質問に彼女は当たり前のように口を開いた
「君が寂しそうだったから」
彼女はキョトンとした顔で僕を見ている
『何言ってんの?寂しくなんかないし!これでもモテんだけど』
そう言った僕を彼女は笑った
「モテるのと寂しくないとは全然違うでしょ。どれだけモテたって寂しさ紛らわしてるだけでしょ?」
『そんなつもり…』
「君が誰かを本気で好きにならないと、ずっと寂しいままだと思うよ」
なんだよコイツ…
なんか悔しいし
「待ってたんでしょ?誰かが声掛けてくれるの」
待ってた?
僕が…ナニを待ってたんだよ
最初のコメントを投稿しよう!