第一章

35/35
前へ
/60ページ
次へ
   幸一が遭遇したサンタクロース。  悲しげな表情で逃げた少女。  それが間違いなく幸一の知るモノと同一のものならば――  彼女は、世界で一番憎むべき相手であり。  同時に、幸一が恋した人、幸一に想いをよせる人――まさにその人だった。  ああ――今年も、不幸に違いない。  
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加