154人が本棚に入れています
本棚に追加
/206ページ
私も優也も、口を開いてポカーンとしている。
「ふっ、もう大丈夫だ!おぜうさん!」
と、ここで優也が我に返った。
「なっ、なんだよ!?おっさん!大人げなく子供の喧嘩に出てくんなよ!?」
「おっさんではない!私は18歳だ!」
…よけいにあかんやろ…
「それに、様子を見ていたら、君が一方的に彼女をいじめているでは無いか?そんな不埒な悪行三昧を、見逃す訳にはいかない」
私は…、
そんな事はどうでもいいから、目の前の痛い青年に帰って欲しかった。
最初のコメントを投稿しよう!