rain

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***** 「えーと...」 そうだよな、酒飲んで、緊張の糸が切れたら、こうなるよな… ホテルの一室に来て、先にシャワーを勧めた後、自分も入ってきたのだが、戻ってみれば、ベッドに寝る彼が居た。 腰にタオルを巻いただけの状態のところを見ると、力尽きたんだろう。 このホテル、結構いい所選んだんだけどなぁ… いかにもというホテルは抵抗があるだろうと、アジアンテイストの落ち着いた雰囲気のホテルにしたのだが、逆にリラックスさせすぎたのかもしれない。 まぁ、もともと迷っていたみたいだし、無理やりするのは趣味じゃないから出来なくても良いんだけど。 とりあえず、明日も昼からだから寝るか… と、彼の隣に寝そべりながら、タオルを巻いただけの彼が目に入り、布団を掛けた。 恋人というより、親戚の男の子の世話をしているようで苦笑する。 「おやすみ...」 届かないであろう彼に告げてから、眠りについた。
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