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シャー…
医務室に引かれたカーテンを開けると、瞳を閉じて静かに眠る彼がいた。
疲れた顔してる…
原因は分かっている。
彼を中心として回っているプロジェクトが多忙をきたして、徹夜が続いているせいだろう…
呼吸に合わせて睫毛が揺れる。
思った以上に長いんだな…
「吉岡さん…」
そっと名を呼んでみる。
それでも、規則正しい呼吸は乱れることなく続いていた。
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