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お袋が…死んだ?
「…嘘だ」
だって…さっきまで元気で…
後でって…
「… 」
男が何かを言った気がする。
でも、その言葉が耳に入って来ない。
この男が嘘をついてるとは思えない。
「…ちょっと、来てもらえるかな?」
不意に男が優しい口調で話ながら、俺の腕を取る。
「…はい」
抵抗する気力なんて、もう無かった。
言われるままに、男の後ろに続く。
男が、店員に断り何かを話しているのが遠目に見えた…気がする。
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