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あの日から、俺と義父の関係はおかしくなってしまった。
ギシッ…ギシッ…
規則正しく揺れるベッド。
「…っ」
押し殺された早瀬の声。
組み敷かれた義父の身体には、無数のキスマークの跡がある。
ガキでしかない俺は、早瀬を傷つけることでしか、生きていられなかった。
「…くっ」
ことを終えた俺は、早瀬に背を向けて、横になる。
早瀬…
手を伸ばせば届く距離に居るのに、彼が俺のものになることは無い。
俺には、そんな資格は無いから…
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