花に嵐

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早瀬の体温が伝わり、背中が熱く感じる。 いつも冷静な早瀬のらしくない言動に、振り返る。 「…傍に居て」 「…っ」 その頬には、一筋の雫が伝っていた。 早瀬が、俺を必要としているのか? 本当に…? 「…じゃあ、早瀬からキスして?」 素直になれない俺は、こんな形でしか確かめられない。 最低だな… 「あぁ…」 …っ!?
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