氷の瞳

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「部長が言ったんですよ?付き合っている奴がいるくせに本気だとは思えないって」 意識が飛びそうになる。 確かに私は、例の一件のときに、そう言った。 「もともと、付き合っていないのですが、勘違いしていた女が多かったみたいで…。それでも、貴方は嫌がるだろうから、と身辺整理をつけました」 そう話す雨宮は、冷えた瞳のまま谷原の腰に手を回してくる。 「…やめろ」
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