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long long time a go
それは呪文のように降り注がれたら呪いの言葉
「龍樹(タツキ)、大きくなったら結婚しようね!」
何度も何度も...確かめるように君は言った。
そして、その度に、無邪気な僕は頷いたね。
「うん、いいよ」
だって、断ったら君が泣いてしまうから...
笑った君の顔の方が好きだったから...
それは、小さな僕の心には大きすぎる影響力だったのかもしれない...
昔話のストーリーでは、王子様はお姫様と結婚すれば、2人ともいつまでも幸せに暮らすという結末が一般的だ。
2人とも幸せになる、というのがいい。
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