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「大丈夫ですか?」
「あ...大丈夫、ありがとう」
横を見れば、後輩の女の子が心配そうにこちらを見ていた。
情けないな、後輩に心配されてしまうとは...
今朝からの怒涛の打ち合わせラッシュが終わり、定例会議までは気が張り詰めていたものの、終わった安心感からか、いよいよ疲れが出てきてしまったようだ。
時計を見れば、五時を回ったところだった。
早くアヤメさんに逢いたい...
しかし、今日は金曜日の夜だし無理だろうなぁ。
土日休みの会社である上、休日出勤を嫌う部署の面々が金曜日に仕事を溜め込むのは常のこと。
周りを見れば、皆も疲れた顔をしながら頑張っているところだった。
僕も頑張るかぁー!
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