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本面接☆
こうしてK子ちゃんとの会話を終え、洗い終わった食器を持ち工場へ戻ってきたのだ。
担当刑務官の
「作業開始っ！！」の号令で午後からの作業が始まった。
作業を各受刑者へ配り終えた時、工場へ分類担当の刑務官が入ってきた。
工場担当刑務官が私の名を呼んだ！
担当へ挨拶を済ませ分類担当と共に廊下へ出た。
「本面接です」
その言葉を聞き、少し心臓の鼓動が早まった。
本面接とは、仮釈放を許可するかどうかのいわば最後の面接なのだ💦
分類の小部屋にて様々な質問に対して、丁寧に慎重に答えた。
時間にして１５分ほどだったろうけれど私には１時間くらいに感じるほど長く緊張したのをよく覚えている。
面接を終え、小部屋を出て再び観察工場へ戻った。
その日は、作業をしていてもなんとなく社会へ戻ってからの事が頭から離れずに少し浮ついていたように感じる💦
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