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そんな父の思いもあり、私も頑張って1日でも早く出所できるようにと努力してきていた。
面会を終え、工場へ戻る途中部長が心配して少し話をしようと言われ工場近くの小部屋へ向かった。
身内が亡くなった場合、3日間作業をしないで静かに独居で過ごすことができるが、どうするか聞かれた。
私は、静かに独居へいると余計に気が滅入ってしまうし、父はきっと変わらずに刑務所で頑張るのを望むはずだと思うので今まで通りの生活がしたいと部長へお願いをした。
部長も納得してくれ、工場へ戻ったのだ。
こうして初の面会を終え工場へ戻り作業を続けた。
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