サプライズ

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「お疲れー!今どもない?」 「お疲れ様ー。全然どもないで。どしたん?」 「今何してる?暇やったら遊ぼーや。」 「今友達と一緒におるねんかー…」 「何人でいるん?」 「4人やねんけど。」 「ほな俺も4人集めるし、カラオケ行こうや!」 「ちょっと待ってなー。聞いてみる!」 あたしはそれを、みんなに伝えた。もちろん、OKしてくれると思ったから。 だけど、みんなの表情が曇った。そして葵が、口を開いた。 「伶ー、今日はやめとこ?気分が乗らへんし…また今度にしようや!時間も遅いしさ。」 「えー!べつにいいやん!悠ちゃん超おもろいし、絶対楽しいから。」 あたしがどれだけ説得しても、みんな首を縦に振らなかった。最終的に、葵が若干苛ついていた。さすがにまずいと思い、あたしは断った。悠ちゃんに断るとき、すごく残念だった。あたしは、悠ちゃんに会いたかった。 車の中は、すごく険悪な雰囲気。むすっとする葵と、不貞腐れるあたし。この空気をなんとかしようと必死な沙織と奈々。とりあえず、沙織の家に行くことにした。
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