サプライズ

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「悠ちゃんたちと遊びに行こうって伶が言い出したときは、どうしようかほんとに焦ったもん。」 そう口を開いた葵。 「ほんまに!段々葵がいらいらしてくるから、まじで喧嘩になると思ったしね。」 沙織も続けて口を開く。 「ほんっまにごめんなー!今日のはあたしが悪いわ。こんなサプライズ考えてくれてたのに、関係ない男と遊ぼーって誘うのアカンよな!」 「まぁ、サプライズ成功したからそんなんどうでもいいし!」 本当に、大切な友達だと思った。 みんなとケーキを食べてるときに、悠ちゃんにメールをした。あたしにサプライズするために、みんなが頑なに拒否したんだよって。 そしたら彼はわざわざ電話をかけてきて、 「KYなことしてごめんやで!みんなで楽しんでやっ!」 そう言ってくれた。 それから、散々みんなで語り明かした。過去の話で盛り上がったり、あっという間に時間は過ぎた。みんな仕事や学校があるから、その日は3時頃に解散した。
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