催促

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カラオケ以来、彼に会ってなかったあたしは、彼の私服姿に思わず目をそらした。カラオケのときは、黒いパーカーにスウェットだったのに今日は全然違う感じ。本当に男前だと思って、見とれてしまいそうになったから目をそらさずにはいられなかった。 「迎えに来るのが遅くなってごめんな。」 「いいぐらいの時間やったで!てか、酒臭いやろ?」 「ちょっとねー(笑)なんか、前と印象が全然違うな!」 「あたりまえー!だって、俺やで?」 「悠ちゃん、相変わらず上から目線よね。」 そんな会話をしてから、あたしは車のギアに手をかけた。
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