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ケータイ、それは中学生にとって憧れであり、
ある種のステータスでもある。
それを手にしているのとしていないのでは大きな違いがあるのだ。
そして、赤原<アカハラ>町という小さな町に住む少年、鹿原 高志<カハラ タカシ>もケータイを買ってもらう事になったのである。
しかも今日、だ。
そんな時に浮かれない人は恐らくいない
だろう。
勿論高志もその一人な訳で──
「うぉぉぉ、早く欲しいぃぃ!」
AM5;30 近所迷惑も良いところだ。
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