駆逐艦初霜

序

帝都黒龍は海洋星と呼ばれ、
四季に恵まれた美しい惑星であった。
皇帝が政務を執る白鳥宮がある新京から、高速鉄道を使い
半日の距離、新京の反対側に当たる皇軍大本営がある
浪藩は皇帝直卒の近衛艦隊の
司令部のみならず、新兵教育するために設けた幼年学校
幹部育成ため臣民全てが
受けなければならない
試験制度、忠詞があるが
忠詞は十六歳で受けるよう
定められていた。