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「ゆ・う・き~♪」
「―?えっ!!紗良!」
「エヘヘ♪…来ちゃった♪」
勇気は、とてもびっくりした顔をしたけど、すぐにあの大好きな笑顔に変わった…
その笑顔で私の顔も心もますますまーるくなっていく。
――私は、『恋は盲目』状態だったから、この時勇気の瞳の色が、いつもと違う事に気付いていなかった。
―気付こうともしていなかった。
「どうしても会いたかったの」
「うん、とりあえず家に行こう。今日誰もいないしさっ…♪」
「やっだ~♪勇気、スケベな事考えてる♪♪」
バカな事を言いながら、久しぶりに勇気の家へと向かった。
久しぶりの勇気は、今までと変わらず、私を優しく抱いた。
今までと変わらず、愛の言葉を囁いた。
私は、今まで会えなかった寂しさを、何度もキスする事で癒した。
『愛してる…愛してる』
その言葉は2人を何度も包んだ。
嘘と真実を交えて――
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