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「葵ちゃん・・・落ち着いて聞いてね」
女の医師で少女「日向 葵」の担当医「姫野 明莉」が部屋に入ってきた。姫野の後ろには葵の両親がいる。
姫野は葵の目の前に座り、逆側には葵の両親が座る。
そして重い空気・・・
姫野は重い口を開き
「葵ちゃんの体・・・一週間ぐらいしか、もたない」
そう一言だけ言った。
「・・・余命が一週間ってことですか?」
葵は静かに聞き返した。
葵の問いに医師は頷いた。
それを聞き葵は、嬉しくもなり、悲しくもなった。
そんな様子を見てか、葵の両親・・・依子と透は我慢ができず葵を抱きしめて涙を流した。
2人は葵に余命を宣告する前に姫野に聞いたようだった。
姫野はそれを見てられなくて、その場を去った。
その後、泣いている2人を落ち着かせてから家に帰した。
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