7月23日

2/5
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
「葵ちゃん・・・落ち着いて聞いてね」 女の医師で少女「日向 葵」の担当医「姫野 明莉」が部屋に入ってきた。姫野の後ろには葵の両親がいる。 姫野は葵の目の前に座り、逆側には葵の両親が座る。 そして重い空気・・・ 姫野は重い口を開き 「葵ちゃんの体・・・一週間ぐらいしか、もたない」 そう一言だけ言った。 「・・・余命が一週間ってことですか?」 葵は静かに聞き返した。 葵の問いに医師は頷いた。 それを聞き葵は、嬉しくもなり、悲しくもなった。 そんな様子を見てか、葵の両親・・・依子と透は我慢ができず葵を抱きしめて涙を流した。 2人は葵に余命を宣告する前に姫野に聞いたようだった。 姫野はそれを見てられなくて、その場を去った。 その後、泣いている2人を落ち着かせてから家に帰した。
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!