76人が本棚に入れています
本棚に追加
彼と知り合ったのは同じ会社だったから。私が異動で彼の部署に転勤になった。まだ二十歳そこそこの私。彼のアシスタント的なポディションだった。
「初めまして。私、人事部から参りました高橋るりと申します。宜しくお願いします」
彼は、にこやかに
『あっ、平山です。宜しく。解らない事あったら何でも聞いて!』
凄く良い感じだった。チョット素敵だな…と思い左手薬指のリングは?と、チェック!残念…。してるじゃん…。まだ30ちょっと位かな?もう結婚してるんだ…。軽くショックを受けた事を覚えている。
最初のコメントを投稿しよう!