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一瞬で室内の空気が凍りついた。
「…んだよそれ」
「冗談にしては笑えないねぇ」
楽斗が声を低くして言うと、臣哉が苦笑いで言葉をつなぐ。
「冗談ではないよねー…多分」
慎太郎が言う。
「朝、屋上から出ようとした時にたまたま聞いた。はる、頬叩かれて相手睨んでた」
英介は少し笑いながら言う。
それを聞いて、室内は一瞬和やかな笑いに包まれた。
「…遥らしいかもな」
「そうだねー」
「遥ちゃん強ーい!」
しかし、次の瞬間には空気が一変した。
「身の程知らずな奴が居たもんだな」
楽斗が、拳を握りしめながら低く唸った。
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